データ復元ソフトの比較|買う前に無料版で確かめる手順と課金条件

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消えたファイルを取り戻すソフトは何社も出ていて、どれも「復元率◯%」「業界最高水準」と書いています。読み比べても差は分かりません。

このページでは比較に使える項目だけに絞り、各社の課金条件を確認日つきで並べます。順位は付けていません。理由は下に書きます。

先に結論

  • 復元ソフトは、買う前に「消えたファイルが一覧に出てくるか」まで無料で確かめられます。一覧に出てこないものは、製品版を買っても出てきません(確かめ方へ)
  • 製品ごとの差が出るのは復元の可否より、対応しているデバイスと課金の条件です。自動更新があるか、返金の申請期限が何日かで、後から効いてくる金額が変わります(比較表へ)
  • 順位は付けていません。復元率の数字は算出条件が示されていないので、並べ替えの根拠になりません(理由へ)
  • パソコンにつないでも認識されない、カチカチという音がする、触ると熱い。この段階はソフトの守備範囲の外です(見分け方へ)

復元率の数字では選べない

各社が出している復元率は、算出の条件が示されていないと比較に使えません。

「◯%」という数字を並べても、何を母数にして、どの状況で数えたのかが分からなければ、隣の会社の数字と比べる意味がありません。削除した直後のファイルを数えたのか、フォーマット後を含むのか、部分的に壊れて開けるものを成功に数えたのか。ここが揃っていない数字は、大小を比べる対象になりません。

実際の結果を左右するのは、ソフトの性能よりも消えたときの状況です。同じファイルでも、削除直後なら丸ごと残っていて、そのあと何度か保存や撮影をしていれば一部が上書きされています。上書きされた部分はどの製品でも読み出せません。ここはソフト選びで変えられない領域です。

残る判断材料は 1 つです。自分のドライブを実際にスキャン(中身を端から調べること)して、目的のファイルが出てくるかを自分の目で見る。 復元ソフトは、ここまでを無料でできるように作られています。

このページで順位を付けていないのも同じ理由です。課金条件は 5 製品ぶん同じ精度で揃えましたが、揃ったのは支払いの条件だけです。復元の腕前のほうは、消えたときの状況で答えが変わります。1 位を決めてしまうと、その「状況によって変わる」ところが読み飛ばされます。

買う前に無料版で確かめる(どの製品でも共通)

復元ソフトの多くは、スキャンと検出結果の表示までを無料にして、ファイルの書き出しから有料にしています。見つからなかった人は払わずに済む、ということです。

この無料の範囲を使い切ってから、買うかどうかを決めてください。手順は製品を問わずほぼ同じです。

  1. ソフトを入れるドライブを分ける。 消えたファイルがある場所とは別のドライブにインストールします。C ドライブから消えたファイルを探すのに C ドライブへインストールすると、インストール作業そのものが復元対象を踏みます。外付けや SD カードのデータを探す場合は、パソコン本体に入れれば問題ありません
  2. 対象のドライブを選んでスキャンする。 短時間で終わる方式が先に走り、そのあと時間のかかる方式に切り替わる作りが一般的です。数百 GB のドライブなら数時間かかることもあります
  3. 出てきたファイルをプレビュー(購入前に中身を表示する機能)で開く。 ここが判断の分かれ目です。ファイル名が一覧に出ているだけでは、中身が無事だという証拠になりません。 写真なら小さな画像が表示されるか、文書なら本文が読める状態で出るかまで見てください
  4. 目的のファイルがプレビューで開けたら、そこで購入する。 開けないファイルは、購入後に書き出しても同じ状態で出てきます
  5. 書き出し先は別のドライブにする。 読み出しながら同じ場所へ書き込むと、まだ拾えていないファイルを自分で潰します

プレビューまで進めば、その製品が自分のケースで使えるかどうかは分かります。複数の製品で試して、出てくるファイルの数が多いほうを買う、という選び方もできます。時間はかかりますが、費用はかかりません。

無料版に「一定の容量まで無料で書き出せる」という枠を設けている製品もあります。消えたのが文書 1 つだけなら、枠の中で終わる可能性があります。その場合は買う必要がありません。無料でできる範囲を先に読んでください。

後から効いてくるのは、自動更新と返金の期限

製品ごとにはっきり差が出るのは、復元の可否よりも支払いの条件です。

復元ソフトは、消えて焦っているときに買うものなので、支払い方式を見ないまま決済まで進みがちです。後から効いてくるのは 2 つで、自動更新があるかどうかと、返金の申請期限が何日かです。一度きりの事故のつもりで更新ライセンスを選び、解約を忘れると翌年も引き落とされます。下の表は、この 2 つを 5 製品ぶん並べたものです。

復元ソフトの課金条件(金額ではなく、支払い方式と解約・返金の条件)
製品 課金方式 自動更新 返金を受けられる期間 確認日
Wondershare Recoverit Wondershare 期間契約(一定期間だけ使えるライセンス) あり 購入から 7 日 2026-08-07
EaseUS Data Recovery Wizard EaseUS 期間契約(一定期間だけ使えるライセンス) なし 購入から 30 日 2026-08-07
Tenorshare 4DDiG Tenorshare 期間契約(一定期間だけ使えるライセンス) あり 購入から 30 日 2026-08-07
MiniTool Power Data Recovery MiniTool 期間契約(一定期間だけ使えるライセンス) あり 購入から 30 日 2026-08-07
iMobie PhoneRescue iMobie 期間契約(一定期間だけ使えるライセンス) あり 購入から 60 日 2026-08-07

「未確認」は、その項目をこのサイトがまだ一次情報で確かめられていないという意味です。 各社の説明ページに書いてあっても、確かめた日を記録できるまではここに書きません。

  • Wondershare Recoverit: 月額・1年間・永続の 3 種類があります。クレジットカードなどで月額か 1年間を選ぶと、期間が過ぎた日に自動で更新され同額が請求されます。停止は Wondershare のアカウントページから行います。返金の申請は初回決済日から 7 日以内で、対象は技術的な問題が解決されなかった場合に限られます
  • EaseUS Data Recovery Wizard: 1ヶ月間・1年間・永久の 3 種類があります。1ヶ月間と 1年間は期限の来るライセンスですが、購入ページに「1回払い」と書かれており、期限が切れると継続課金されずに停止します。以前に自動更新で契約した人の解約手順は、返金ポリシーのページに残っています
  • Tenorshare 4DDiG: 月間更新・年間更新・永久ライセンスの 3 種類で、更新ライセンスは自動更新の対象です。解約はメーカーの解約ガイドの手順か、サポートへの連絡で行います。返金は 30 日以内で、「技術的な問題を解決できない場合」が理由として挙げられています
  • MiniTool Power Data Recovery: 月間・年間のサブスクリプションと永続ライセンスがあります。期限切れ前に解約しない限り次のサブスクリプションが自動で適用されると案内されています。返金の申請期限は年間・永続が購入から 30 日、月間は 7 日、自動更新ぶんは更新後 7 日と分かれています
  • iMobie PhoneRescue: 1ヶ月払い・年間・ライフタイムの 3 種類で、1ヶ月払いと年間は自動更新のプランです。更新日の前にリマインダーのメールが届くと案内されており、解約はメーカーの解約フォームからいつでもできます。返金は購入から 60 日以内です

表を見るときの補足を書いておきます。

返金の条件は「復元できなかった」を含むとは限りません。 返金の窓口があること自体は多くの製品に書かれていますが、対象になる理由は製品ごとに違います。

技術的な不具合や二重購入は対象でも、期待したファイルが出てこなかったという理由は対象外。そういう書き方をしている製品があります。買う前にプレビューで確かめる手順を先に置いているのは、これが理由です。

自動更新の有無は、同じ会社でも時期によって変わります。 5 製品のうち自動更新が無いのは EaseUS だけですが、それも以前は自動更新でした。他社の記事に「あの製品は自動更新」と書かれていても、決済画面に出ている表記のほうが新しいと思ってください。確認日を各行に付けているのはこのためです。

返金までの日数は 7 日から 60 日まで開いています。 同じ「返金保証あり」でも、Recoverit の 7 日と PhoneRescue の 60 日では意味が違います。消えたことに気づいてから、落ち着いてスキャンして、戻ったかどうかを確かめるまでに何日かかるか。そこから逆算して見てください。

対応デバイスで候補が決まる。iPhone は別の製品

対応しているデバイスで候補が変わります。パソコンのドライブ向けの製品と、iPhone 向けの製品は別物です。

パソコンのドライブ・USB メモリ・SD カード

Windows と Mac のドライブ、外付けの機器、メモリーカードは、パソコンにつないだ状態で 1 本のソフトから扱えます。この用途の候補は 4 つあり、支払いの条件で見ると Wondershare Recoverit と EaseUS Data Recovery Wizard が両極にあります。

Wondershare Recoverit は、クレジットカードなどで月額か 1 年間のプランを選ぶと、期間が過ぎた日に自動で更新され同額が請求されます。停止は Wondershare のアカウントページから行います。

返金の申請ができるのは初回決済日から 7 日以内で、これは 5 製品の中でいちばん短い期間です。しかも対象は「技術的な問題が解決されなかった場合」に絞られています。

Wondershare Recoverit(Wondershare)

課金方式
期間契約(一定期間だけ使えるライセンス)
自動更新
あり
返金を受けられる期間
購入から 7 日
確認日
2026-08-07

月額・1年間・永続の 3 種類があります。クレジットカードなどで月額か 1年間を選ぶと、期間が過ぎた日に自動で更新され同額が請求されます。停止は Wondershare のアカウントページから行います。返金の申請は初回決済日から 7 日以内で、対象は技術的な問題が解決されなかった場合に限られます

解約と自動更新の止め方(メーカーのページ)を先に読む

この製品へのリンクはこのページにまだ用意できていません。ダウンロードはメーカーの製品ページから行ってください。

EaseUS Data Recovery Wizard は、1 ヶ月間と 1 年間のライセンスも購入ページに「1回払い」と書かれていて、期限が切れると継続課金されずに止まります(2026 年 8 月 7 日確認)。

ただし返金は購入から 30 日で、対象になる理由が限定して挙げられており、「復元できなかった」はそこに含まれていません。列挙の中身はEaseUS の評価にまとめました。

Tenorshare 4DDiG と MiniTool Power Data Recovery も Windows と Mac に対応しています。どちらも更新ライセンスは自動更新の対象で、返金の申請期限は 30 日です。

ただし MiniTool は、月額で買った場合の期限が 7 日、自動更新ぶんは更新後 7 日と短くなります。

解約の窓口も違います。4DDiG は解約手順のページを公開していますが、MiniTool はメーカーのサイトで解約手続きのページを見つけられませんでした。

iPhone・iPad の中のデータ

iPhone のデータは、パソコン用の復元ソフトでは扱えません。iPhone は本体の保存領域を外から直接読ませない作りになっていて、パソコンのドライブと同じやり方でスキャンできないからです。iPhone 向けの製品は、パソコンやクラウドに残っているバックアップから取り出す方式と、端末をつないで読み出せる範囲を拾う方式を組み合わせています。

iMobie PhoneRescue はこの用途の製品です。パソコンのドライブ用の製品を買っても iPhone の中身は戻らないので、対象がどちらなのかを買う前に確認してください。

iMobie PhoneRescue(iMobie)

課金方式
期間契約(一定期間だけ使えるライセンス)
自動更新
あり
返金を受けられる期間
購入から 60 日
確認日
2026-08-07

1ヶ月払い・年間・ライフタイムの 3 種類で、1ヶ月払いと年間は自動更新のプランです。更新日の前にリマインダーのメールが届くと案内されており、解約はメーカーの解約フォームからいつでもできます。返金は購入から 60 日以内です

解約と自動更新の止め方(メーカーのページ)を先に読む

この製品へのリンクはこのページにまだ用意できていません。ダウンロードはメーカーの製品ページから行ってください。

まだ無料で終わるかもしれない人

次のどれかに当てはまるなら、買う前に確かめる場所が残っています。

  • 消したのがパソコン内蔵ドライブのファイルで、ゴミ箱を空にしていない
  • 消えたのがクラウドと同期しているフォルダーの中にある
  • 戻したいファイルが 1 つか 2 つで、容量が小さい
  • Windows のファイル履歴や Mac の Time Machine を設定した記憶がある

これらは無料でできる範囲でまとめています。買わずに済むならそのほうがよいので、先にそちらを見てください。

認識しない・音がする機器は、買っても結果が変わらない

復元ソフトは、機器が電気的に読める状態にあることを前提にした道具です。前提が崩れている機器では、どの製品を買っても結果は変わりません。

  • パソコンにつないでも認識されない。 ドライブとして見えない機器は、ソフトがスキャンを始められません
  • カチカチ、カリカリという音がする。ブーンという振動が止まらない。 内部の部品が接触している状態で、通電を続けるほど読める面が削れます
  • 触ると熱い、焦げたような臭いがする。 基板側の故障です。電源を入れない状態で保管してください
  • SSD から削除して時間が経っている。 SSD には、削除されたデータを内部で先に消しておく仕組みがあり、放置した時間だけ手遅れに近づきます。ハードディスクとは逆で、時間を置くほど不利です
  • 暗号化していて回復キーが手元にない。 中身が読めないのは仕様どおりの動作で、復元の問題ではありません

認識されない、音がする、熱い。この 3 つに当てはまる機器は、ソフトを買う前に電源を切ってください。通電を続けたまま何本もソフトを試すと、業者に出しても取り出せる量が減ります。判断の基準と費用の考え方は業者に相談するかの判断基準にまとめています。

よくある質問

無料のソフトではだめですか

用途によっては無料で足ります。削除直後のファイルを内蔵ドライブから戻すだけなら、標準機能や無料のソフトで終わることがあります。有料版が効くのは、フォーマット後や、目次の情報が壊れていて名前が分からなくなったファイルを拾う場面です。判断の材料は無料でできる範囲に分けて書いています。

ソフトを入れると、消えたデータが上書きされませんか

インストール先を分ければ起きません。書き込みが発生するのはソフトを入れるドライブなので、消えたファイルのある場所と分けておけば、インストール作業が復元対象を踏むことはありません。外付けドライブや SD カードのデータを探す場合は、この点を気にせずパソコン本体に入れて大丈夫です。

期間契約のソフトは自動で更新されますか

製品によって違います。上の表に載せた 5 製品では、自動更新があるのが 4 つ、無いのが EaseUS の 1 つです(2026 年 8 月 7 日確認)。ただしこの分かれ方は固定ではなく、EaseUS も以前は自動更新でした。

決済画面に出ている表記が最終的な答えなので、そこを見てから進めてください。止める窓口も製品差が大きく、解約手続きのページを公開していないメーカーもあります。

購入したのに復元できなかった場合、返金されますか

返金の対象になる理由は製品ごとに違い、「期待したファイルが出てこなかった」を対象にしていない製品があります。これを避けるために、購入前にプレビューで開けることを確認する順序を勧めています。プレビューで中身が表示されたファイルは、書き出しても同じ状態で出てきます。

1 本買えば家族のパソコンでも使えますか

ライセンスの範囲は製品ごとに違います。台数の条件は購入画面に書かれているので、複数台で使う予定があるなら決済前に確認してください。このページでは台数条件を確認できていないため、表に載せていません。


このページの課金条件は、各社自身のページを開いて確認した日つきで載せています。EaseUS の自動更新が無くなっていたように、条件は黙って変わります。表の確認日から時間が経っていたら、決済に進む前に販売ページを見てください。手順の説明は特定の製品に依存しない範囲で書いていますが、画面の名称は製品ごとに異なります。

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